2019年にコンちゃんと出会ってから、気がつけば7年が過ぎていました。
これまで、コンちゃんたちのさまざまな姿を撮影しながら、一緒にいろんな場所へついて行きました🌳
その中で、動物図鑑や生態情報にはあまり載っていないような、意外な行動や実態を知ることもできました。
そして、キツネたちと行動をともにするうちに、ちょっと不思議な体験をすることもありました🦊🌿
今回は、コンちゃんファミリーを追いかけている最中に体験した、「あれは何だったんだろう…」という、不思議なできごとを3つ紹介していきます。
🟠 動物たちの静かな“会話”の空間
これを初めて体験したのは、おそらく2023年のことでした。
コンちゃん・クマさん・キナコちゃんのトリオが、毎日のように庭へやって来ていた頃🦊🦊🦊
撮影の合間に道具を取りに家へ戻り、再び庭へ出たその瞬間、ふと目に飛び込んできたある光景がありました👀
その瞬間「うわっ、珍しい瞬間だ」と思ったその時、庭の空気がピンと張りつめたように変わりました。
無風で、音もない。庭全体が真空状態に包まれたような、不思議な静寂。
そして目の前には、3匹がおすわりをしたまま向き合っていました。
三辺が1mほどの、きれいな三角形を描くように。遠くから見ると、庭の真ん中で妙に近い距離でじっと見つめ合っているように見えました🌀
しかし、何よりも違和感を覚えたのは動きでした。
3匹とも、口を動かすでもなく、首を傾けるでもなく、まるで狛狐のように微動だにせず向き合っているのです。本来、動物であれば小さな仕草や瞬きがあるはずなのに、それが一切ない。
ただ、向き合い、静かに何かを“交わしている”。その時、僕は「会話をしている」と直感しました✨
アイコンタクトや、もっと別の何か——テレパシーのような感覚と言っていいのかもしれません。
内容までは分からない。でも、そこで“意思のやり取り”が行われていることだけは、はっきりと感じました。
次の瞬間、僕が戻ってきたことに気づいた(あるいは最初から気づいていた)3匹が、ゆっくりと同時に首をこちらへ向けました。
背を向けていたコンちゃんは、首だけをゆっくりと回し、「見ちゃったの?」と言いたげなまなざしを向けてきました🦊
その雰囲気は、放課後の教室で誰かのヒソヒソ話に気づかぬまま入り込んでしまい、ふと向けられた視線に似ていました。
ただ、そこに悪意や敵意、後ろめたさのような尖った感情はまったくありませんでした。
この“静かな会話の空間”には、その後も3度ほど遭遇しています。3匹のときだけでなく、2匹のとき、親子で戯れているときにも、同じ空気を感じることがありました🦊🐾
そして彼らは、僕に気づいた瞬間、少し慌てて体勢を変えたり距離を取ったりします。それは人への警戒もあるのかもしれません。
ですが、あの独特の静けさを感じる場面では、決まって「あ、見られた!」というイメージが飛び込んできます。
この感覚は、キツネたちだけではなく、タヌキやネコたちにも、同じ“空間の変化”を感じることがあります。
そして、そのたびに思います。
彼らは種族の違いをしっかりと理解しながら、行動や見せる仕草を選んでいる。
むしろ、“見せる姿を制限している”ようにすら思える——と🌙
⚪ 白い玉のようなもの
コンちゃんが、離れた山へ帰っていた頃のある夜のことです。
いつも通り、その山へ一緒に帰っていったはずなのに、ふと気づくとコンちゃんの姿を見失ってしまいました。
「あれ、さっきまで目の前にいたはずなのにな…」
そう思いながら、山の斜面を降りて下から山全体を見渡しました。
左から右へ、右から左へ。そしてもう一度、左から右へ、右から左へ——。
その2回目に右を向いた瞬間、視界の端に“何か白いもの”がふっと入り込みました。
気になって改めて右へ視線を向けると、
およそ5m先、高さにして120cmほどの位置に、ドッジボールほどの丸い白い物体が浮かんでいました⚪
ボールというよりも、白くて濃い霧がぎゅっと集まって球状になったような、不思議な“気体の玉”のように見えました。
突然の光景に呆然として、3〜5秒ほどはただ眺めていた気がします。
そして「ん? なんだこれ?」と思考がよぎると同時に視線を左へそらしてしまい、再び右へ戻したときには、その白い玉は跡形もなく消えていました。
その直後、コンちゃんは何事もなかったかのように山の中から出てきてくれました🦊
その山は小高い丘のような場所で、頂上にはお墓があります。
それが関係しているのか、まったく関係がないのか——
今でも、あの白い球体が何だったのかは分からずじまいです。
🌀 異世界への入り口?
ある夜、コンちゃんのあとを追っているうちに、初めて通る山道へ入った時のことです。
その道は、村と村のあいだを抜けるように続く、細い山道でした。
道に入る手前の両脇には、お札のようなものを挟んだ竹が地面に刺してあり、少し気になりました。
それでも、先へ走っていくコンちゃんを見失わないようにと、僕もそのまま山道へ駆け込みました。
しかし序盤で、すでにコンちゃんの姿を見失ってしまいました。
とはいえ、道はまっすぐ一本。懐中電灯を照らしながら、僕はそのまま進み続けました。
200〜300mほど進んだ頃だったと思います。
何かきっかけがあったわけではなく、一歩踏み出した瞬間、突然“真っ白な空間”に入り込んだのです🌫️
前から白い世界がふっと押し寄せ、その一歩で一気に覆われたような感覚でした。
「えっ?」と驚いて振り返ると、後ろには今まで歩いてきた山道がそのまま続いています。
僕が立っている位置で、白い空間と現実の境界がぴたりと止まっていたのです。
状況が飲み込めず、しばらくその場で立ち尽くしていました。
戻ろうかと思い後ろを見ても、そこは真っ暗で妙に怖く感じ、直感的に「戻ってはいけない」と思いました。
再び前を向くと、白い世界の先に小さな“出口”のような暗がりが見えました。
僕は、前へ進む決心をして、3歩ほど歩いた瞬間——
一瞬で白い空間から抜け出しました✨
とはいえ、山道の出口までワープしたわけではなく、ただ元の山道の真ん中に戻っただけでした。
その後は、また暗い山道をただただ真っ直ぐ歩き、そのまま道を抜けると、隣の村へ出ることができました。
コンちゃんとはその後出会えず、翌日の夜、何事もなかったかのように戻ってきてくれました🦊💫
あの白いトンネルのような空間は、いったい何だったのでしょう。。
目の錯覚なのかもしれません。
けれど、前を見た時は懐中電灯が不要なほど明るく、後ろは真っ暗な山道。
懐中電灯を照らして確かめた記憶があります。
もしかすると、あれは異世界へつながる“トンネル”のようなものだったのかもしれません。
そうだとすれば、僕はいま別のパラレルワールドにいるのかもしれませんね🌌
その後も、何度かコンちゃんがその山道へ入っていくことがありましたが、あの出来事以来、僕は追いかけるのをやめて家へ帰りました。
「動物たちは、人には見えないものが見えたり聞こえたりする」という話があります。
それと同じように、動物の中には次元を行き来したり、寒さや暑さを凌ぐ、あるいはケガを療養するための“別の空間”へ行けるという話も耳にしたことがあります。
都市伝説のような話ですが、ラケルタファイルに出てくるような、宇宙的存在がそのように語っていたものです。
浮世と常世を行き来する存在と言われるキツネなら——。
そしてコンちゃんなら——。
そんな世界があっても、不思議ではないのかもしれません。
おわりに
今回のお話は、オチがあるわけでもなく、見間違いや勘違いと言われればそれまでなのかもしれない——そんな“ちょっと不思議な体験”を3つ、紹介してみました🦊✨
撮影以外も含めれば、まだまだあります。でも僕が体験するものは、いわゆる霊的というより“不思議系”が多くて、正直なところ考察しようがありません…笑
私たちが気づいていないだけで、この世は不思議に満ち溢れているのではないでしょうか。

